定価¥502,200(税込)
フレーム:Torayca 60HM3K Nanoalloy カーボン
フロントフォーク:ONDA 2V Torayca 60HM3K Nanoalloy カーボン
コンポ:Shimano ULTEGRA(シマノ アルテグラ)11スピード
サイズ:42EZ
カラー: 102/カーボンスカイ
完成車重量:
完売しました。
カラー/フレームサイズ | 42EZ |
102/カーボンスカイ | 完売 |
「PRINCE EZ-Fit」は小柄な女性でも安心してロードバイクを楽しんでいただけるように小さいフレームサイズでハンドル位置を高めに設定したモデルです。EZ-Fitには165mmの短いクランクセット、幅の狭いドロップハンドルとリーチが短いステムが初めからセットされています。
ここ何年かのピナレロのロードバイク「DOGMA」と「PARIS」を年度ごとに乗り比べたことがある人は同じようなことを思っているかもしれません。「DOGMA」と「PARIS」の性能差があり過ぎるのです。「DOGMA」に乗った後「PARIS」に乗ると「PARIS ダメだー」になるし、「PARIS」に乗った後「DOGMA」に乗ると「DOGMA 最高~!」になってしまいます。毎年ごとに東レの最新カーボンをフレーム素材に採用しエアロダイナミクスも取り入れた「DOGMA」の性能が特にここ2,3年程はあまりにも凄いので、「PARIS」の存在価値が無いように思えてしまいました。「PARIS」への課題は値段を抑えながら「いかにしてDOGMAとの性能差を埋めるか」につきると思います。2014年で「PARIS」は「DOGMA 65.1 THINK2」と同じエアロダイナミクス・コンセプトを持つ「ONDA 2V フォーク」を採用することで、エアロ的には少し距離が近くなりました。そしていよいよ「PARIS」は2015年、かつてのピナレロのフラッグシップモデルと同じ名を冠した「PRINCE」へとグレードアップします。「PRINCE」のフレームは「DOGMA 65.1」のモールド(金型)をそのまま使用するので、エアロダイナミクス性能は当然引き継がれ、カーボンマテリアルは今までの「DOGMA」とほぼ同じ素材「TORAYCA 60HM3K」を採用しています。
つまり、名前は「PRINCE」でも中身は「DOGMA」そのものなのです。「PARIS」から「PRINCE」へと続く宿命「DOGMAとの性能差」は、少なくとも今までの「DOGMAとの差」は微々たるものになったのではないでしょうか。最新の旗艦モデル「DOGMA F8」は遥か彼方いってしまいましたが。レース的なイベントに出場するのでしたら「PRINCE」で十分でしょう。2017年モデルは2016年と比較するとホイールがグレードアップし、定価が約3万円値下げしているのでかなりお買い得感が増した感じです。イタリア本国では販売が既に終了している「PRINCE」は日本国内用として特別に継続生産されているそうですが、今年がいよいよ最終年となりますか?