定価¥596,000(税込)
フレーム:Torayca 60HM3K Nanoalloy カーボン
フロントフォーク:ONDA 2V Torayca 60HM3K Nanoalloy カーボン
コンポ:Shimano ULTEGRA Di2(シマノ 電動 アルテグラ)11スピード
サイズ:44SL,46.5SL,50,51.5,53,54,55,56,57.5,59.5,62(C-C)、57.5以上は受注発注
カラー:919/ブラックオレンジフルオ、920/ブラックイエローフルオ、921/ホワイト
完成車重量:
在庫分が定価から15%OFF特価中!税込販売価格¥506,600
カラー/フレームサイズ | 44SL | 46.5SL | 50 | 51.5 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57.5 |
919/ブラックオレンジフルオ | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 |
920/ブラックイエローフルオ | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 |
921/ホワイト | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 |
「PRINCE」の前機モデル「PARIS」では発売初年度のみ「アルテグラ Di2 仕様 完成車」が発売されていました。定価が53万円ぐらいだったでしょうか。極少数しか入荷しなかった幻のモデルでした。レース終盤や、どこかへツーリングに出かけた帰り、体には少なからず疲労感があり、その際ボタン1つで変速をしてくれる「ありがたさ」は計り知れないぐらいのアドバンテージだと思います。「PARIS」は当時「Di2」と「ワイヤー式」にフレームの種類が分かれていました。つまり「Di2」は専用フレームで「ワイヤー式」が使えなかったのです。「PRINCE」は「Di2」と「ワイヤー式」どちらにも対応できる「THINK2」フレームです。なのに何故「PRINCE」に「Di2仕様完成車」がないか?完成車が全体に値上げした為に「Di2仕様完成車」の価格が高くなり過ぎる、等の理由が考えられるでしょう。でも、「PRINCE」にも「Di2仕様完成車」が必要だと思います。そこで、当店オリジナルで「アルテグラ 11s Di2 仕様 完成車」を作りました。オリジナルなんて云っても「PRINCE ULTEGRA」のワイヤー式コンポを「電動 Di2 コンポ」に変更しただけです。只、販売価格はパーツ差額交換分で設定しています。
ここ何年かのピナレロのロードバイク「DOGMA」と「PARIS」を年度ごとに乗り比べたことがある人は同じようなことを思っているかもしれません。「DOGMA」と「PARIS」の性能差があり過ぎるのです。「DOGMA」に乗った後「PARIS」に乗ると「PARIS ダメだー」になるし、「PARIS」に乗った後「DOGMA」に乗ると「DOGMA 最高~!」になってしまいます。毎年ごとに東レの最新カーボンをフレーム素材に採用しエアロダイナミクスも取り入れた「DOGMA」の性能が特にここ2,3年程はあまりにも凄いので、「PARIS」の存在価値が無いように思えてしまいました。「PARIS」への課題は値段を抑えながら「いかにしてDOGMAとの性能差を埋めるか」につきると思います。2014年で「PARIS」は「DOGMA 65.1 THINK2」と同じエアロダイナミクス・コンセプトを持つ「ONDA 2V フォーク」を採用することで、エアロ的には少し距離が近くなりました。そしていよいよ「PARIS」は2015年、かつてのピナレロのフラッグシップモデルと同じ名を冠した「PRINCE」へとグレードアップします。「PRINCE」のフレームは「DOGMA 65.1」のモールド(金型)をそのまま使用するので、エアロダイナミクス性能は当然引き継がれ、カーボンマテリアルは今までの「DOGMA」とほぼ同じ素材「TORAYCA 60HM3K」を採用しています。
つまり、名前は「PRINCE」でも中身は「DOGMA」そのものなのです。「PARIS」から「PRINCE」へと続く宿命「DOGMAとの性能差」は、少なくとも今までの「DOGMAとの差」は微々たるものになったのではないでしょうか。最新の旗艦モデル「DOGMA F8」は遥か彼方いってしまいましたが。レース的なイベントに出場するのでしたら「PRINCE」で十分でしょう。